組織の不正は後を断ちません。人の欲望は計り知れないところがあります。法を犯して或いは不適正な行為が行われるのは、犯罪を犯す当事者のみが悪いのでしょうか。人の本質を考えたとき、犯罪を犯すことのできる環境も悪ではないでしょうか。金銭を誰でもが盗れる場所に置き、盗るなと言うこと自体が問題ではないでしょうか。組織として不正を犯すことのできない環境を作ることこそ、組織の義務と考えます。
公認外部監査人制度は、一般社団法人日本マネジメント団体連合会が創設した民間制度です。公認会計士は、財務情報の監査を行いますが、不正予防システムの充実等の監査は行いません。公認外部監査人は、組織の経営監査及ぶ業務監査を行います。当然に不正予防の対策を組織が打っているかも監査します。経営監査や業務監査は、国家資格には馴染まないと考えます。民間団体の公認する制度だからこそ意味があります。
この公認外部監査人制度は、多くの学術団体、経営実務団体等が参加する社会的に認められた制度です。